篠島の歴史

篠島と伊勢神宮の関わり

その昔に伊勢神宮を創建したといわれる倭姫命(ヤマトヒメノミコト)が篠島を訪ねたとされ、以来、伊勢神宮と篠島の関係は長く続いてきました。篠島が伊勢神宮領だった時期を経て、慶長年間に尾張藩の所属となってからも、そのつながりが途切れたことはありません。その象徴的な行事が、おんべ鯛奉納祭です。篠島で獲れた鯛を塩漬けにし、毎年決まった時期に「おんべ鯛」として伊勢神宮に奉納する祭礼で、鯛の調製は、篠島漁業協同組合職員の手によって行われます。塩漬けや加工をする中手島は今も伊勢神宮の御領地で、篠島と伊勢神宮の約束と伝統は変わらずに守り続けられています。

「太一御用」の旗

神明神社に残る
「太一御用」の旗

神明神社に残る「太一御用」の旗は、
伊勢神宮より下賜されたもの。